紅葉、雪、蟹、新緑。季節ごとに企画を打っても、告知する場所が予約サイトの特集ページしかない、という宿は少なくありません。
公式サイト全体に手を入れるのは大がかりですが、企画ごとの一枚もののページ——ランディングページ——なら、既存サイトを触らずに追加できます。
LPが向く場面
一枚もののページが効くのは、伝えたいことが一つに絞れているときです。
- 季節の企画——期間が限られており、その間だけ集中して見せたい
- 特定の客層向け——記念日、家族連れ、一人旅など、対象を絞った提案
- 広告の受け皿——SNSや検索広告から来た人を、公式サイトのトップではなく直接その企画に案内したい
- 新しい試みの検証——本格的にサイトへ組み込む前に、反応を見たい
逆に、宿全体の魅力を伝えたい、複数のプランを比較させたいという場合は、公式サイト本体の仕事です。LPで代替すべきではありません。
公式サイトの改修とどちらを先にするか
公式サイトが古く、スマートフォンで読みにくい状態なら、まず本体を直すべきです。LPで人を集めても、その後に宿全体を見てもらう段階で離脱します。
一方、本体は問題ないが企画の告知先がない、という場合はLPが先です。本体の改修は時間も費用もかかるため、直近の企画に間に合わないことがあります。
作る前に決めておくこと
公開の時期から逆算する
紅葉の企画なら、紅葉の直前に公開しても遅すぎます。旅行の検討は、実際の宿泊よりかなり前に始まります。いつから探し始める人に届けたいのかを決め、そこから逆算して制作の期間を確保してください。
予約導線をどこに繋ぐか
LPから予約エンジンの該当プランへ直接繋ぐのか、問い合わせで受けるのか。プランの登録が間に合わないと、ページはできたのに予約できない状態になります。
終わったあとどうするか
期間が過ぎたページを放置すると、翌年まで古い情報が残ります。非公開にするのか、翌年に向けて残すのか。最初に決めておくと、毎年の運用が楽になります。
二本目以降は軽くなる
一本目で構成とデザインを決めておけば、二本目以降はそれを流用できます。季節ごとに続けて出す場合、費用と期間の両方を抑えられます。
逆に言えば、一本目は「その企画だけのもの」ではなく、繰り返し使える型として作っておくほうがよいということです。