宿のWeb

旅館のホームページ制作、費用相場と失敗しない選び方

何社かに見積りを取ると、金額が二倍も三倍も違うことがあります。高いほうが手を抜いているわけでも、安いほうが良心的なわけでもありません。多くの場合、見積りに含まれている作業の範囲が、そもそも違います。

この記事では、宿のホームページの費用が何で決まるのか、そして見積書のどこを見れば比較できるのかを整理します。

費用を決めているのは、ページ数ではない

「10ページでいくら」という見積りの出し方をされることがありますが、実際に工数を左右するのはページ数そのものではありません。同じ10ページでも、載せる内容が決まっていて原稿も写真も揃っている場合と、何を載せるかから決める場合とでは、かかる手間がまるで違います。

費用に効く要素は、おおむね次の5つです。

  • 構成設計——何をどの順番で載せるかを決める作業。ここを省くと安くなるが、伝わらないサイトになりやすい
  • 原稿——誰が書くか。宿側で用意するのか、取材して書き起こすのか
  • 写真——手持ちで足りるか、撮影が必要か。撮影は別途費用になることが多い
  • 多言語対応——言語数と、翻訳なのか書き起こしなのか
  • 予約システムとの連携——ボタンを置くだけか、空室状況まで表示するのか

おおよその幅

上記の組み合わせで変わるため一概には言えませんが、目安としては、企画ごとの一枚もののページで十数万円から、公式サイト一式では数十万円から、規模と多言語対応の有無によっては百万円を超えることもあります。

見積書で確認したい5点

1. 構成設計が含まれているか

「デザイン一式」とだけ書かれている場合、載せる内容と順番を決める作業が入っていないことがあります。その場合、宿側で構成案を用意する前提になっているか、既存サイトの構成をそのまま踏襲することになります。

2. 原稿と写真は誰が用意するのか

ここが曖昧なまま進むと、制作の途中で止まります。繁忙期に原稿を書く時間が取れず、公開が数ヶ月遅れるのはよくある話です。宿側が用意するなら、いつまでに何を出せばよいのかを先に決めておきます。

3. 公開後、自分たちで更新できるのか

お知らせやプランを自分で直せるのか、その都度依頼して費用が発生するのか。後者だと、更新されないまま何年も経ちます。更新できる範囲がどこまでかを、具体的に確認してください。

4. 予約エンジンとの連携範囲

いまお使いの予約エンジンやサイトコントローラーをそのまま使えるのか、入れ替えが前提になっているのか。入れ替えを前提にした提案は、初期費用だけでなく月額のランニングも変わります。

5. 保守費に何が含まれるのか

月額の保守費は、サーバー代とドメイン代だけの場合もあれば、更新作業や改善提案まで含む場合もあります。金額だけを比べても意味がないので、中身を聞いてください。

安い見積りが、結果的に高くつく場合

テンプレートに写真を差し替えるだけの制作は、確かに安く早く仕上がります。それで十分な場合もあります。ただ、宿の場合は「どの写真をどの大きさでどこに置くか」で印象が決まるため、枠が固定されたテンプレートだと、いちばん見せたい一枚が小さくしか入らないことがあります。

また、公開後に自分たちで直せない作りだと、更新のたびに費用がかかります。数年使うものなので、初期費用だけでなく、使い続けたときの総額で考えるのが現実的です。

決める順番

予算から入ると、何を削ったのか分からないまま安いほうを選ぶことになります。先に「いま何に困っているのか」を一つに絞ってください。予約サイト経由が多すぎるのか、スマートフォンで読みにくいのか、海外からの問い合わせに対応できていないのか。

困りごとが定まれば、必要な作業の範囲も決まり、見積りを比べられるようになります。逆に言えば、そこが曖昧なまま複数社に依頼すると、各社が違う前提で見積もるため、比較そのものが成立しません。

宿のLP・ホームページをつくっています。

季節・企画のLPは15万円〜、最短2週間で公開できます。 公式サイト一式もご相談ください。お見積りは無料です。

無料で相談する