宿のサイトは写真で判断されます。ただ、闇雲に撮影を発注しても、サイトに必要なカットが揃うとは限りません。撮影の前に決めておくことで、仕上がりも費用も変わります。
この記事では、どんなカットが必要か、手持ちの写真で足りるかをどう判断するかを整理します。
まず、手持ちで足りるか確かめる
撮影を検討する前に、いまある写真を並べてみてください。判断の基準は枚数ではなく、次の4つが揃っているかどうかです。
- 部屋——実際に泊まる部屋の様子。広さが伝わる引きの一枚
- 料理——献立の全体像。器や盛り付けが分かるもの
- 風呂——湯船と、そこから見える景色
- 館内から見える景色——窓の外、テラス、庭
このうち一つでも欠けていると、検討の途中で手が止まります。逆に4つが揃っていれば、枚数は多くなくても成立します。
使えない写真の見分け方
枚数はあっても使えないことがあります。よくあるのは次の場合です。
- 解像度が足りない——大きく引き伸ばすと粗くなる。横1600px程度は欲しい
- 縦向きしかない——サイトの主要な位置は横長で使うことが多い
- 季節が偏っている——通年で使うには、他の季節も要る
- 改装前のもの——現況と違うと、到着時の落差になる
- 人が写り込んでいる——掲載には同意が要る
撮影を頼むなら、先に決めること
どこに使うカットなのか
トップの大きな一枚なのか、一覧に並べる小さなカットなのか。用途によって必要な構図と縦横比が変わります。「とりあえず館内を一通り」という頼み方だと、いちばん使いたい位置に合う一枚が入らないことがあります。
撮る時間帯
露天風呂や客室からの眺めは、時間帯で印象がまるで変わります。夕暮れを狙うなら、その時間に撮れるよう日程を組む必要があります。撮影当日の天候も含めて、予備日を確保しておくと安心です。
設えをどうするか
布団を敷いた状態か、座卓を置いた状態か。料理は実際に提供するものか、撮影用に整えたものか。当日に決めると時間を使います。事前に決めておけば、限られた時間で必要なカットが揃います。
季節ごとの差し替えを前提にする
一度撮って終わりにすると、数年で古びます。あらかじめ差し替える前提でサイトを組んでおけば、スマートフォンで撮った一枚でも、置き場所を決めておくことで使えます。
特にお知らせや企画のページは、その時期の様子が写っているほうが伝わります。すべてをプロの撮影で揃える必要はありません。